スタッフブログ

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秋の夜長は10代のころの気持ちで向き合えるティーンズ本で

五反田ごんた

秋の夜長は10代のころの気持ちで向き合えるティーンズ本で

この夏から五反田図書館に勤務しております緒方です。5月までフランスに住んでいました。

娘がひとりいて、片田舎の地元の公立小学校に通っていました。その小学校の学校図書館でボランティアスタッフとして従事していた私は、子どもたちが目を輝かせながら本を選び、うれしそうに本を読んでいる姿を見て、この仕事を生涯最後の仕事にしようと決意し、日本に戻ってきました。そして、ご縁あっていま、五反田図書館にいるというわけです。

図書館で働くことができたら絶対に児童担当になりたいと思っていたので、現在、おはなし会で絵本を読んだり、手遊びを歌って子どもたちと遊んだり、児童書やティーンズ本を読んで利用者の方々に紹介したりするこの仕事が楽しくて仕方ありません。今日までのこれまでの出会いに本当に感謝しています。

そんな私が今ハマっているのがティーンズ本です。ティーンズ本とは、中学生や高校生世代へ提供する本のことですが、娘が9歳なのでこれまで日本語の絵本を読む機会は多かったものの、ティーンズ本を読む機会はほとんどありませんでした。この仕事に就いてから、主任から勧められるまま、さまざまなジャンルのティーンズ本を読んでいますが、気づけばこれってハマっているのではないかと気づかされるほど読み漁っています。

ティーンズ本のすばらしいところは、一般書にはないテーマが題材になっていたり、一般書ではなかなか表現できない心の動きが素直に表現されているところだと思います。思わずウルっとしてみたり、恥ずかしくて顔を赤らめてしまったり、そんな気持ちにさせてくれるティーンズ本には、ティーンズではなくても心に残る作品がたくさんあります。これからももっともっとたくさんのティーンズ本を読み、利用者の方々にすばらしい出会いという形でお返しできたらいいなと思っています。

 

暑い夏が終わりつつある昨今、秋の一冊にぜひティーンズ本はいかがでしょうか。五反田図書館に足を運ばれたら、ぜひティーンズコーナーをのぞいてみてください。

 

 

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