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「くまさん」

大崎一番太郎(いっちゃん)

「くまさん」

仕事で、手縫いの素朴な「くまさん」のパペットを使います。                               この素朴さがいいのでしょうか? 子どもたちの表情がやわらかくなるのがわかります。

 「くまさん」のパペットですが、片方の手にくまさんをはめ、もう片方の腕を道に見立て、「いってきます」と出かけます。    石ころ、水たまりを超え、山ぶどうを食べ、行き止まりでUターンし、同じ道を同じ行動で帰ってくるおはなしです。

短いおはなしの中に、少しの大変さと楽しさがあります。「いってきます」と言って出かけたくまさんが             「ただいま」と帰ってくる。家から一人で出かけるのは子どもには「冒険」みたいなもの。                              気をつけて行っておいで。そして、ちゃんと帰ってこられたね。という思いで、毎回演じています。

「いってらっしゃい」「いってきます」、「おかえりなさい」「ただいま」。                          当たり前に言葉を交わせる日常ほど尊く感じます。

みなさんの今年1年が平穏な年でありますように。

 

〈 参考資料〉

・『おはなしのろうそく1』 東京子ども図書館編(「くまさんのおでかけ」含む)

・『くまさんのおでかけ』中川李枝子/作 福音館書店

 

私を見送り、お迎えしてくれる我が家のいとおしい猫たちです

 

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