2020年を生きる私達には、入りたくても入れない場所などない。しかし、ほんの数十年前には、肌の色が違うだけで入れない場所があった事実を知っていますか?
1946年、アメリカ。「黒人は、図書館に入れない」とラングストンの母親は言っていた。しかし、新しく越してきたシカゴの町で、ラングストンは、だれもが自由に入れる図書館を見つける。そこで、自分と同じ名前の詩人が書いた本と出会い…。
読書の喜びを通じて、小さな自信と生きる勇気を手に入れていく少年の物語。
ぜひ、高学年以上の皆さんに手に取って頂きたい作品です。